NONFICTION【家庭教師ヒットマンREBORN!】
第4章 意外と
『はぁ〜お腹いっぱーい…!』
部屋に戻ると即ベッドにダイブした叶風
あとから入ってきたスクアーロは呆れ半分にその様子を見つめる
「あの量で足りんのかよ」
『足りた足りた。はー久しぶりのお肉〜。ロン毛1個くれてありがとね』
「テメェが満足したならそれでいい」
さっきまで叫び合いの原因になっていたベッドと椅子に普通に居座る2人
椅子の背もたれに片腕を乗せて頬づえをつくスクアーロ
ベッドの上で胡座をかく叶風
まるで先程の争いが嘘のような空気だ
「全く、テメェは今までどんな生活してたんだよ…」
はぁ、とため息と一緒に言われると、叶風は頭をポリポリと掻きながら視線を天井に向ける
『そーだな…聞きたい?』
「テメェの経歴を書く書類がある。まとめんの手伝ってやるから話せ」
ボスの言ってめんどくさいことってこれか…
『わかった、教える…私の過去』