第1章 お誘い
「以上で今日の収録終わりでーす。お疲れさまでしたー。」
「「「「お疲れ様でしたー!」」」」
なんとなく声優というお仕事にも慣れてきた今回の収録、大きな失敗もしないで終わったので良かったです!
この後はなんのお仕事も入ってないので帰ろうと支度をし始めると
『上野さーん』
「はい、どうかしましたか?下野さん」
『いや、大したことじゃないんだけどさ?これからタツと飲みに行くんだけど上野さんも行かない?あ、仕事があるなら仕方ないんだけど...』
「いえ!今日のお仕事はこれで終わりです!それより、私が行ってもいいんですか?」
飲み会のお誘いはすごく嬉しい!でも下野さんと鈴木さんは確かすごく仲が良かったと思う...私居ていいのかな?
『もちろんだよ!むしろ来て欲しいんだ!^^*』
そう言って笑う下野さんはめちゃくちゃ可愛いです。どこからきてるんですかその女子力。分けてください。
「それじゃあ、行きたいです!」
『うん!よかった!じゃ、行こっか!』
「はい!」
今日の現場には鈴木さんはいないので、お店での合流らしい。鈴木さんとは1回だけお仕事をさせてもらったことがある。その時はあまり話せなかったから今日はたくさんお話できたらいいなー!