第2章 strawberry・blood
櫻井side
櫻「んっ……うまっ♪やっぱお前の血最高だわー、ごちそうさまぁ。」
松「それはどうも。」
そう言うと、潤はキッチンに向かった。
そして冷蔵庫の中から大きめの缶詰みたいなのを取り出して、蓋をプシュッと開けた。
櫻「何それ?」
松「あ…これ?んとね、ビールっていう人間の飲み物の1つなの。」
櫻「びーる…」
松「まぁ、吸血鬼でいう血みたいなもんかな?」
え、血と一緒なのか!?
櫻「飲みたい飲みたい!」
松「え…飲んでも大丈夫?」
櫻「血と一緒なんでしょ?なら大丈夫だって。」
松「いや、全く一緒って訳じゃ…って、ちょ!」
潤の言う事なんてどうせ大したことじゃない。
キッチンまで瞬間移動して、潤からびーるを奪い取った。
櫻「━ぷはっ、うぅ……苦いぃ、、」
松「だから言ったじゃん…えっ、空っぽ…全部飲んだの!?」
櫻「うん…」
松「ダメじゃん、もう!……って、翔?」
顔熱い、、それに喉も…
何か頭ふわふわするぅ。
松「え、もしかして翔…酔ってね?」
櫻「へぇ?ふぁ…」
力…入んない…
松「…あっぶな!ちょ、翔!?」
俺は潤の胸に寄りかかった。
櫻「じゅ~ん〜♡」
松「はぁ、、もう…」
潤の顔がすぐそこにある。
…よく見るとこいつ、、可愛い顔してらぁ。
目の前には、ぽてっとした柔らかそうな唇。
…美味そ。
櫻「(かぷっ)」
松「んぅ」
櫻「…(ちゅー)」
松「…」
櫻「…(ちゅー)」
松「…」
櫻「…(ちゅー)」
松「……んんん!?」
潤の体が思いっ切り後ろにのめって、2人一緒に倒れた。