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【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》

第5章 それぞれの想いが、交差する。


【カラ松】

_____神は、私たち人間を遠くで見てくださる。

善人には褒美を、悪人には罰を。

実は見えないところで与えている。

だとしたら神よ、私は悪人なんでしょうか?
悪魔とは私たちにとって、「消すべきもの」なのか「逃げるべきもの」なのか解らないのです。

私には彼が…おそ松が悪とは思えないのだから。
だって彼は、一松を守ってくれている。
後でおそ松がぺテン師だったとしても、許してしまうようなんです。
私は彼が、他人とは思えない。

来世か先祖かに、何か関係があったのでしょうか。

…でも今はそんな事、どうでもいい。


「神よ…一松は元気でしょうか…」

おそ松は幽体に近い者。一松の生死すら確認出来ない。
そもそも、赤の他人の目から見たら、おそ松はいない、見えないんだ。

神頼みなんて、情けないな…………


コンコン

「カラ松神父、独りでお祈り?熱心だね。」

「…シスタートド松か。お疲れ様。」
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