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【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第2章 独りの神父が、護りたいもの
俺が守りたかったものは一体なんだったんだ?
そう言われたら『一松』と答えてしまう自分がいるが、
一松を悪魔に預けてしまったのは、俺の方じゃないか。
俺の力だけでは、一松を守る事など出来なかったから。
俺より強い、悪魔に一松を任せてしまった。
子供の自分の、単純な選択のせいで。
古い本に記された禁断の契約を、信じてしまった。
はは、まるで神話みたいだな。
『悪魔と契約』だなんて……
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