【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第7章 終わりが傍まで、ついてくる。
【カラ松】
嫌でも刻々と時が過ぎていく。
否、嫌ではない。心細いだけ。
自分はとうに大人なのだ。寂しいという感情くらい、コントロール出来て当たり前なのだ。
だけど、大人にだって心はあるから、寂しいと思っても当たり前。
そう、自分は今、寂しいのだ。理由は2つ。
今隣に、大好きな人がいないこと。
もうひとつは───────
「神父、夕食が出来ました。」
「…ああ、今行く。」
もうすぐ死んでしまうんだって事。