• テキストサイズ

【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》

第7章 終わりが傍まで、ついてくる。


【おそ松】

「あの十字架とおそ松…どんな関係なの?なんでおそ松は僕の夢にでてきたの?なんで僕なの?」

「一松っ…」

「『十字架を割ったら出られる』…だっけ?カラ松神父に封印されてたの?もしそうだとしてなんで十字架を僕に?カラ松神父とおそ松は仲間なの?二人して僕を貶めるの?嘲笑うの?
おそ松は僕のこと好きって言ったよね?傍にいるって言ったよね?あれは嘘?偽物?人間だから?犯罪者だから?卑屈だから?つまんないから?

僕は一体なんなの……存在しちゃダメなの?」

…一松は嫌われる事を極端に嫌う。
いわば『愛されたがり』。
だけど愛される為のやり方が出来ない。
なんで人間のお前が存在しちゃいけないんだよ。

存在しちゃいけないのは悪者の方だ。
いや、一松は悪者だ。正しいことなんて言ってない。全部自分の目的、屁理屈、言い訳。
でも全部ひっくるめてお前は一松。

「お前は存在しなくちゃダメなの。」

俺は一松を抱きしめた。一人じゃないと、言うように。
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp