【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第6章 少し早めの、終末期。
【十四松】
僕は一体、天界でどんな罪を犯したのだろう。
自分は、罪を犯した覚えはない。
元々、神様は“完璧”と崇められてるから、天使も完璧じゃなきゃ許されない。
物理的な完璧じゃなくて、心理的な“完璧”。
…僕は完璧な心を持っていた?
私欲が混じってなかったか?
不公平が混じってなかったか?
水平なはずの天秤に指を掛けたんじゃないか。
僕は罪を犯してない。手違いだ。きっと何かの間違いだよ。
だって、トド松に命を救ってくれる位、僕は愛されてるんだよ?
そんな僕が悪魔?そんな訳ない。
ぼくは────────────