第1章 短編集1
「赤ちゃん・・・この中にいるの?」
「そうだよ~まだまだ小さいけど、これからどんどん大きくなるんだよ。カルト、お腹の赤ちゃんに頑張ってって言ってあげてくれる?」
「が、頑張ってボクの次に強い旅団員になるんだよ・・・!」
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「烏龍茶ダメ言うからこれやるね。」
「ありがとう。何これ?」
「生姜湯ね。体冷えないから妊婦にお勧め」
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「やァ♥君が妊娠したと聞いてきたよ♦おめでとう♥」
「ありがとう・・・ってヒソカ!?」
「そう怪訝にしないで♠妊娠したって事は彼とする事シたんだろう♥彼どうだったの♥」
「シャル・・・怖い」
「フェイタン、コイツ殺っていいよ」
「OK.シャル、特別にタダで殺てやるね・・・許されざる者・・・」
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最後はヒソカが丸焦げになってパーティーは終了したが、ヤツはまた生きて戻るだろう。その証拠に股間が元気だった。物凄く疼いていた。
────一年後
「元気な男の子ですよ」
初めて抱き上げた時の方がいいのか泣き出した我が子。
名前はクラウスと名付けた。
旅団員に揉みくちゃにされる毎日が待っているとは知らずにすやすやと眠る顔は想像以上に愛しいものだった。
髪の色は黒くサラサラで、目の色は自分そっくりの緑。肌の色は自分に似て少し白かった。傷さえあれば魔法学校に行けそうだなあ。
母親も一緒に眠っている・・・しかも同じポーズで。早速遺伝子に驚いた。
あの時手放していたら感じる事の出来なかった感覚だ。
さて、君はどんな風に成長するのかな?
結婚は出来るかな?
あ、ニートにはなるなよ。
仕事しなかったら強制的に旅団行きだからね。
「誰だ、フリフリのロリータ服入れたヤツ!!」
「あ、それオレだわ」
「・・・。」
「あ、シャルがパパになってる~」
「シャルパパだシャルパパ」
「ヒャハハハハハ」
こんな会話はあと数分後の話
End.