藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第5章 ♡Story52♡ 彼氏と、元イジメられっ子
百合side
「んじゃ!俺らも行きますか!」
「はい!」
荷物を持った百合は徹平団司と共にマンションを出た。
「そうそう昨日のことだけどさ!」
「はい?」
「なんであんな前髪野郎と一緒に学校サボったわけ?
俺らかなり心配してたんだぞ?
あんな奴、ほっといて学校に戻ってくればよかったのにさ.......」
「っそれは......」
(太輔にも似たようなこと言われたなぁ......)
「君が九条を庇うのは仕方ないかもしれない。」
「そうそう!アイツ昔泣き虫だったんだろ?(笑)」
「っなんでそれ二人が知ってるんですか!?」
「陸から聞いた♪」
「っ......それ、九条君の前で言わないでくださいよ?」
「どうだろうねぇ♪」←
「......。」
「おい(怒)」
「九条君、徹平さんが思っているほど悪い人じゃないんですよ?
まだ少ししか話してないのに、勝手に決めつけないでください。
大体、昨日九条君が出て行ったのは徹平さんにも否があったんですよ?
九条君を一方的に責めるの、間違っています。」
「......百合ちゃん、急にどしたの?(汗)」
(なんか睨まれた!?)
「......。」
「明らかにお前のせいだろ。
でも昨日の抜け出しの件、変装なしで出て行っただろ?
変装なしでの外出は、危険だとあれほど言っていたはずだかが......」
「っでも!九条君わざわざ帽子とマスクを買ってきてくれたんです。
なので、昨日は誰にもバレませんでしたよ?」
「もし九条がそうしなければどうなっていた?」
「っ......何かしら、誰かに見られると......」
「......今後はこういうことにならないように。
俺は九条を責める気はさらさらない、
だがああいったことで学校を抜け出すのはやめたほうがいい。」
「っ......はい......」
「でもなんでサボっちゃったの?(苦笑)
百合ちゃん全くサボるイメージないけど......」
「ぁ、それは......九条君に誘われて......」
「やっぱしー!
アイツどういう神経してんだっつーの!!」
「......。」