第5章 ♡Story５２♡　彼氏と、元イジメられっ子

「......。」



開いたトーク画面、トーク画面は初日にしてなかなかのトーク数だった......





『明日の昼休み、屋上で待ってる。』

『わかった。何の用事？』

『別に』

『余計気になる！』





『今日は楽しかった、ありがとう』

『こちらこそ楽しかったよ！
でももうサボりはダメだよ！』

『不良に無理言うな』

『今度サボろうとしたら
意地でも引き戻すから！』

『お前ごときにできるわけねぇだろ
ばーか』

『ばか言わないでよ！』

『またサボる？ｗ』

『サボるわけないでしょ！
ばーかばーか』

『バカはどっちだし』

『昔は泣き虫だったくせに...』

『大した覚えてないくせに
覚えているような口聞くなよ、
あほ百合。』

『じゃあそっちは...ばかずま、だねｗ』

『うまい......けどマジむかつく
うざいわ』

『ばかずまばかずま！』

『読みづらいわ(ーー゛)』

『今度からばかずま君って呼んでいい？ｗ』

『絶対やめろ』

『じゃあ......和真君？』

『急に下の名前で呼ぶなよ
クラスの前で言ったらぶっころすぞ』

『冗談だよ冗談ｗ
明日からまたよろしくね、九条君！』

『あぁ
じゃあ明日、屋上でよろしく。』

『はーい！
んで用事って何？』

『既読無視しないでよ！！
じゃあまた明日ねｗ』

『また明日』




会話内容はいたって普通、全くやましいものはない。



でもかなり親しげだった。



「っ屋上って......なんだよ......」
(っでも、これ以上......ふたりの間を干渉する必要はない。
ただの異性の友達......ただ、それだけの関係......)



百合にだって女友達以外にも男友達もいる。



いたって普通のことなのに......







『っ九条君！待ってよ！！
私の話を聞いてったら！！！』



『なんか、凄く楽しかったんだ！
それに、本当の九条君も見れたから......(微笑)』







百合があいつの話をしてるところを見ると、



イライラしてしまう......



＿ｺﾄｯ...



「っ馬鹿みて......」



太輔は百合のスマホを元の場所に置いた。





百合があんな奴のこと......