藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第5章 ♡Story52♡ 彼氏と、元イジメられっ子
しばらくLINEをやり取りし...
「お風呂入ってくるね!」
「あぁ、のぼせんなよ。」
「はーい!」
こうして百合は浴室に入っていった。
「......。」
太輔は咄嗟に百合のスマホに目がいった。
「っ......!」
(っ俺何考えてんだし......たかがLINEのやり取りが気になるなんて......
陸や藤城君の時はこんなふうに思ったことなかったのに......)
_浴室
「うぃ~......気持ちいい~♡」
(九条君、ほんとツンとデレが激しいわ......)
「......。」
(なんでこんな気持ちになんだよ......)
俺は百合を信じていないわけではない。
ただの好奇心でもない。
別に、浮気とかを疑っているわけじゃない......なのに、
気になる......。
なぜこんなに気になるのだろうか......
「......多分、」
まだ九条和真という人間がどういう男なのかわかっていないから......
特に面識もない、どういう性格なのかもわからない。
朝少し、見ただけ......。
それでなおさら気になるだけだ......。
けど......
「っ......」
(俺、マジでどうかしてる......何でこんなに......)
太輔は百合のスマホを手に取ってしまった......。
そして太輔はスマホを開いてしまった......LINEを開き、
和真とのトーク画面まで開いてしまった......。
「......。」