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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第5章 ♡Story52♡ 彼氏と、元イジメられっ子


太輔side


「......徹平君、たまに言い過ぎるところあるからな(苦笑)
でも、九条にもそれなりに悪いところはあったんだろ?」



「悪いところっていうか......九条君はただ本音を言うのが恥ずかしい性格なの。
本当は、友達思いでよく笑うの......だって九条君、昨日来たばっかりなんだよ?

九条君、凄く人見知りで......打ち解けるのに時間がかかるタイプなの。」



九条の話をする百合、



そんな百合の様子は懐かしい昔のことを思い出しているようにも思えた。



「......。」



陸から聞いた、ふたりは幼い頃、短い時間とはいえよく一緒にいたって......



「確かに、九条君の言い方に問題があって徹平さんがキレちゃうのは無理もなかった......
徹平さんも、途中から感情的になっちゃって......
でも一番悪いのは私なんだけどさ......」



どうしても、放っておけない......存在。



「......。」



「でもね?九条君、みんなに悪いって思っていたみたいの。
私に、今日話してくれた......だから明日、私と一緒に謝ろうって!」



「......そこまでして、庇いたい相手なのか?」



「庇いたいっていうか......なんか九条君、放っておけなくて(苦笑)
九条君、私といる時は何かといろいろ話してくれるから......
それもあるんだけどね。」



「......。」



そんなにこいつは、アイツのこと......




『っ百合!!_グイッ!
お前、こんな時間に何してんだよ!今HLの時間だろ!』



『っ太輔!?
なんでここに...って今は太輔に構ってる暇ないの!
うち帰ったら話すから離して!!』_バッ!



『っおい百合!!』



『っ九条君!待ってよ!!
私の話を聞いてったら!!!』





『彼氏よりも元クラスメイトを優先しちゃだなんて......
ホントどんな関係なんだろ(苦笑)』



『九条が百合を好きだったり、百合が九条を好きだって話はないっすけどね!』




っ......やっぱり、



凄くムカムカする......。




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