藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第5章 ♡Story52♡ 彼氏と、元イジメられっ子
「っ......」
なんで俺、
こんな状況見てんだろ......
「でもちょうど太輔が帰ってきてよかったよ!」
「お前らも帰ってきたばっかりなのか?」
「うん(苦笑)
だから本当にナイスタイミング。」
「なるほどな。
山田君、仕事じゃないのにわざわざ送ってもらって悪かったな。」
「っいえいえ!
でも電話が来たのはびっくりしましたけどね(苦笑)
じゃあダンボール運んじゃいましょう、箱が6箱もあるので(汗)」
「っですね(苦笑)」
「ろ、6箱!?
一体何を持ってきたんだ......(汗)」
「UFOキャッチャーの景品です......
太輔も、悪いんだけど手伝って(苦笑)」
「っ......なんでこんなにあんだよ(汗)」
そしてそのまま3人はマンションの中に入っていった。
「っ......百合?
なんで......」
なに?
アイツと暮らしてるの?
だったら何の為に一緒に暮らす必要があんだよ......
っただのあれだろ?
あの男がマンションの管理人で、偶然アイツ等と鉢合わせた。
それで部屋まで荷物運びを手伝うってことだろ?あの状況......
「......あら和真!
アンタなんでそんなとこに立ってんのよ!
引っ越してきたばっかりでいろいろ整理が大変なんだから手伝いなさい!」
「っ......わかってるし、おふくろ......」
俺がその場で棒のように突っ立っていると、おふくろが窓から顔を出しこちらを見ていた。
「ってかアンタ、うちはこっち!
そこ曲がったとこはお隣さんだよ(苦笑)」
「あ、あぁ......そうだったな......」
どうやら俺は家を間違えていたらしい......だったら、
間違えなければあんな光景を見ずに済んだのに......
「っ......」
凄くイライラする......