藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第24章 ♡FinalStory♡ 消えないキズナ
_それは、だめなの。
「っなんで……!」
_なんでって、当然じゃん。
先生なら、ちゃんと知ってるでしょ?
一度抜けた魂……命は戻らない。
私は、一度死んだ身なの。ただ今は、無理言ってここにいられるだけなの。
ほんとうは、
ここにいちゃいけないいの。
もしそんなことしたら……神様からバツもらっちゃうよ。
「っ……」
_そんなお願い、しちゃダメ。
もししたら、
私だけじゃなくて太輔も……幸せにはなれない……。
私たちは、永遠に離れ離れなんだよ?
会いに来れないんだよ?
そんなの……
「っ……」
_私は嫌だ。
だから……
だから、太輔は今を一生懸命に生きるの。
ゆりを、私の代わりに守ってねって、
さっき約束したばっかでしょ?
「っ……」
_だから、もう泣かないで。
私のことは、心の奥にとどめておいて?
ちゃんと、私たちには愛し合った形が……たくさん残ってるでしょ?
だから
「っ百合……」
_これからは、ゆりのことを一番に考えて。
じゃないと、ゆりはこれからもずっと笑えない、泣き止まない。
ゆりを本当に支えられるのは、太輔しかいないんだよ?
せめて、ゆりに運命の人が現れるまでは……太輔が、
支えないといけないのよ。
「っゆりを……」
_そう、だって太輔は、
ひとりの子供のお父さんなんだよ?
お父さんは、ちゃんと子供のことを考えないとね。
「っ百合……俺……」
_わかって、くれた?
「っ……あぁ(微笑)
俺は、いつまでも泣いていちゃいけないんだよな……」
_そう。
もう、
私がいなくなっても大丈夫?
「っ……
あぁ……」