藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第24章 ♡FinalStory♡ 消えないキズナ
そして1時間半ほどが経ち、百合が目を覚ました。
「ごめん、太輔……急に寝ちゃって……」
「い、いやいんだ……ほら、そろそろ小鳥遊さん達来るんじゃないか?」
「うん…_コンコン「百合ー」あ、はーいっ。噂をすれば(笑)」
そして朝と同じように隼人、美咲、さおりの3人が入ってきた。
「おいおい百合、髪ボサボサじゃねーか!」
「すいません(苦笑)
さっきまで寝てたもんで……」
「まぁ緊張して疲れただろうからな。美咲、ヘアスタイルの方は任せるぜー」
「あぁ。じゃあさおりさん、百合ちゃんの着替えを。」
「えぇ、百合ちゃん行きましょう?」
「はい!」
そして百合は再びカーテンの中に入りウェディングドレスに着替えることに。
残った男性陣は…
「……百合、あれからぐっすりだったのか?」
「まぁ……やっぱり疲れてたみたいで……」
「だろうね(苦笑)
あんな大勢の前でやったんだから、無理もないよ。
それより、彼女の体調の方は大丈夫なのかい?寿命だって、あと3日くらいしか……」
「本人が言うには……でも、さっきぐったりしていたのは
ただ疲れていただけじゃないような気がして……」
「「……。」」
「今、雨降ってるじゃないですか……それに、昨日もここで黒猫を見て……
ただの、迷信だと思うんですけど……なんか、
雨に気づいた時に百合が何も返事しなくて……それでちょっと、
不安に……」
「そりゃあ……結婚式前日に黒猫みちゃ仕方ねぇか……」
「二次会、あまり無理をさせないほうがいいかもな……」
「……。」
それから10分ほどで百合の着替えが終わった。
「はーい、次は男性陣諸君の出番よ!」
「「あぁ。」」
そしてヘアスタイル、メイクアップも終わり二次会の準備も整った。
「よし、」
「これでバッチリだ!」
「ありがとうございます、いつもいつも(苦笑)」
「いいのよ(笑)
それじゃ、二次会で待ってるわね。」
「はい!」