藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第24章 ♡FinalStory♡ 消えないキズナ
「二次会まではまだ時間あるし、それまでゆっくr._ゴロゴロゴロッ!…っ!?
か、雷……?なんでこんな晴れた日に……」
突然雷がゴロゴロと鳴り出した。
「ええ?なんで?
しかも、近くに落ちた気がする……」
「……外も、暗いな。ちょっと窓見てくる……」
太輔は天気を確認するため窓がある方に歩いて行った。すると……
_ザァザァザァ……ピカッ!ゴロゴロゴロ!…ザァザァザァ……
「っ……」
天気は一変し、雨がざあざあと降っており雷も稲妻を放っていた。
「挙式の時はあんなに晴れてたのに……なんで……しかも、
今日は雨の予報なんて少しも……なぁ百合、」
「……。」
「百合?」
「……。」
「っ百合……?」
「……。」
百合はなぜか、返事をしなかった。
「っ……!」
(まさか……!)
『にゃぁ……』
不意に思い出す昨日の黒猫、太輔は急いで百合のもとに走った。
「っ百合!!」
「……。」
百合のもとに行くと……
「っまさか……」
太輔は手を百合の口元に近づけた。
「スゥ……スゥ……」
かすかに息をしている百合。
「っ……よかった、息してる……」
(てっきりもう……)
どうやら百合は寝ているだけのようだ。
「でも……」
_ザァザァザァ…ザァザァザァ……ゴロゴロゴロっ!
「なんで、急に雨が……」
裕太side
_ピカッ!ゴロゴロゴロっ!
「「わあぁぁぁぁぁんっ!(大泣)」」
雷に大泣きする子供たち。
「っな、泣くなゆり!雷びっくりしたなぁ、大丈夫、大丈夫……」_トントン
「ふぇ、えぇ……(泣)」
「くりゅみこわーいっ!
あれきらーいっ!(大泣)」
「大丈夫よ来海、ここにいれば安全よ?」
「ふぇぇ?_ゴロゴロゴロッ!!わぁ!さっきよりおおきいのぉぉ!(大泣)」
あんなに晴れてたのに急な雨が降ってきた。
ただ通り雨かもしれないが、俺は変な違和感を覚えていた。
「っ何なんだろ、この胸騒ぎ……」