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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第24章 ♡FinalStory♡ 消えないキズナ


「お父さん、お母さん、そしてお兄ちゃん。
こうしてちゃんとした手紙を出すのは初めてですね。
ちょっと照れくさいですけど、皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。

お父さん、お父さんはいつも私に優しくしてくれて、いつも笑ってくれました。
私がへこんでいる時は、前向きな言葉で励ましてくれましたね。

時には、厳しいことも言われて心が沈んだ時もあります。
それは私を思ってのことだったと思います。ですがその時は、
『お父さんなんて嫌い。』と、言ってしまいましたね。
まだ小学6年生の時でしたが、
ちゃんと謝れていなかったのでこの場をお借りして謝りたいと思います。

お父さん、あの時は嫌いなんて言ってごめんなさい。
本当はそんなことなくて、凄く大好きなんだよ?

私がお父さんに甘えすぎていたっていうのもあると思います。
ですが、お父さんには本当に感謝しています。私が太輔と交際の件を話した時、
お父さんは快く認めてくれました。今ではそれが大変ありがたかったっと思っています。
そのおかげで、こうして式を挙げることが出来たと思います。
本当に、ありがとうございました。」



「っ百合……(涙)」



裕志は完全に涙を流していた。



「お母さん、お母さんは私をこの世に生んでくれた、大切な人です。
私がこうしていられるのは、お母さんがお腹を痛めてまで私を産んでくれたからです。
私も出産を経験して、お母さんの気持ちが分かりました。
子供が生まれる大切さ、命を育むことの大切さ……全てお母さんから学びました。

お母さんは、いつも家族を盛り上げてくれる
ムードメーカ的存在で明るい母として親しまれています。
でもそれと同時に、私には沢山の事を教えてくれました。
料理、お裁縫、洗濯、その他もろもろの家事、他にも数え切れないくらい、
母には沢山色んなことを学びました。

お母さん、いつもは優しくて面白いのに……時には怒鳴って私を怒りましたね。
そのたんびに私は、日頃の感謝を忘れて反抗してましたね。
今となっては、『何してんだ私。』、という気持ちでいっぱいです。

でも、お母さんはいつも私の傍にいて支えてくれました。
私は、そんなお母さんがとっても大好きです(微笑)」



「っぅ、うぅ……百合、あんなに立派になって……(涙)」



有希子もボロボロと涙を流していた。
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