第24章 ♡FinalStory♡　消えないキズナ

「あのね！メイクは隼人さんにやってもらって、ヘアスタイルは美咲さん！
着替えもさおりさんに手伝ってもらったんだ。」



「そ、そうなのか！？てかいつの間に……汗」



「「どーも♪」」


3人がカーテンの中から出てきた。



「ほらね(笑)」



「ど、ども……(苦笑)」



「これで……お前の髪をいじるのは最後になっちまうんだな……」



「でも、最後はウェディングドレス姿の百合ちゃんを見れてよかったわ(微笑)」



「本当に、綺麗だよ(微笑)」



「ありがとうございます(照笑)」



「そう言えば百合ちゃん、」



「はい？どうしたんですか美咲さん。」



「実は、今日は兄と麻井も……来ているんだ。」



「っ！？雅さんと、麻井先生が……？」



「うん。」



「っちょっと待て……あのふたりは、まだ刑務所から出られない、はず……」



「実は、櫻井さんのはからいなんだよ。ふたりが招待していないのに、
勝手に呼んでごめんなさいって(苦笑)
多分、お会いした時に言われるかと……」



「っすごい、驚いたけど……あの二人も来てくれたんだね(微笑)」



「俺らは、別にかまわないけど……裕太くんや他の人たちは……」



「あ、そっか……お兄ちゃんたち……」



「その辺なら、多分大丈夫だと思うよ。
さっき兄達にあったらひとりひとり謝罪するって言ってたからさ。
それに櫻井さんも一緒にいるからね。」



「なら、大丈夫かな……？」



「あぁ、大丈夫だ。万が一の場合は俺たちが説得しよう。」



「うん！そうだね。
披露宴の時あいさつしよー！」






「そろそろお時間になります。」



「あ、はーい！じゃあ百合、太輔くん！ついでに貴方もがんばるのよぉ♪」



「じゃあ百合ちゃん、また披露宴で会いましょうね！」



有希子たちは控え室をでて会場へ向かった。



「それでは、残った皆様も参りましょう。」



「は、はい！」
(緊張するぅ……！)



「大丈夫、緊張するな。行くぞ。」



「そういう太輔くんも、肩の力が入ってるぞ(笑)
リラックスリラックス～」



「「……。」」
((いざってなるとやっぱ緊張する……汗))