藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第24章 ♡FinalStory♡ 消えないキズナ
_リュミエール大聖堂
式場に行くと、担当のプランナーさんが待っていた。
「おはようございます、今日は朝早くおつかれさまです。」
「いえいえそちらこそ!」
「ただいまスタッフ総勢で最終準備をしております。
衣装への着替えは、もう少し先にしますか?」
「そう、ですね……式場の様子も改めてみたいし!」
「わかりました、ではこちらにどうぞ。」
「あそこに祭壇があって神父さんがいるんだよね!」
「あぁ、んで俺らはあそこから登場ってわけだ。」
「すんごい!花のアーチに花の道!ここを歩くのかぁ♪」
「これ、櫻井さんがプロデュースしてくれたんだぞ。」
「そ、そうなの!?」
(櫻井先生、あなたって人は……どこまでチートなんですか……汗)
「それと、横尾先生が料理の方でお手伝いしてくれてるんだ。」
「よ、横尾先生が料理!?」
「あぁ、あの人料理の腕がプロ並みだからな。」
「す、すごい……」
「あと、入場の時ピアノを奈央ちゃんがしてくれるみたいだな。」
「な、奈央ちゃんまで!?」
「あぁ、ほかのみんなも退院前から色々手伝ってくれてたんだぞ?」
「そう、なんだ……私、全然知らなかった……」
「知らなくても無理ねーよ。
だってみんな百合には秘密だって言ってたからな(笑)」
「えぇ……ずるいよ!」
「百合!貴女たちまだドレスに着替えてなかったの!?」
「お母さん!もう来たの?」
「待ちきれなくてきちゃったのよ♪
それより、もう9時になるわよ?式は1時間後でしょ!
二人共、着替えてらっしゃい!」」
有希子はふたりの背中をグイグイと押して行った。
「「っちょ…!」」
「たく母さんときたら(苦笑)」
「まったくだよ!なぁゆりー?♥」
「ぅ?」