藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第23章 ♡Story70♡ ココにいるキセキ
こうして騒がしかった食事会も終わり、陸たちは自宅へと帰っていった。
そしてゆりは百合の腕の中ですやすやと眠っていた。
「あー…ゆり、まだお風呂入らせてないのに……」
「ここはお母さんに任せない!二人共、ついてきなさい!」
「「う、うん/は、はい……」」
_お風呂
「いい?赤ちゃんは、無理に起こそうとしないの。」
「う、うん……」
「無理に起こしてもストレスが溜まっちゃうだけなの、
だからまずはそっと服を脱がせる……ほらやってみなさい。
まぁ大抵は起きるけどね(笑)」
「ぅ、うん……」
百合はゆりの服を脱がしていく。すると、
「…ふぇ?」
「あ、起きた……」
「あとは赤ちゃん用のお風呂に入れて、優しくよ?
でもちゃんと汚れを取ってあげるの。特におしりあたりとかね。」
「うん、わかった……」
「太輔くんも、よく見てるのよ?これをあなたが毎日していくことだから。」
「は、はい……」
ふたりは有希子のアドバイスを受けながらゆりのおふろタイムを済ませた。
「いい子にできたねー♪」
「ぅぅ……」
「この子はお世話がしやすい子ね……百合や裕太とは大違いね(笑)」←
「な、なにそれ!?」
「しー…ゆりちゃんもうおねむの時間よ?
今日は少し遅くなっちゃったけど、明日以降からは早めに入らせるのよ?
時間もできるだけ統一ね。」
「わかった、ありがとうお母さん。
じゃあゆりを寝かせてくるね!太輔も行く?」
「ぇ、あ、あぁ……」
太輔は百合に言われるがままついていった。
_百合ルーム
「これだね、ゆりのベッド。起こさないようにそぉっと……」
百合はそっとゆりを寝かせた。
「……zzz」
「ふふっ…寝顔可愛いね(微笑)」
「そうだな(微笑)」
「……3人で寝ることなんて、もうないから一緒に寝る?」
「別に、いいけど……暑くないか?」
「大丈夫だよ!」
そしてふたりはそれぞれお風呂を済ませると同じベッドで寝ることにしたのだった。