藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第23章 ♡Story70♡ ココにいるキセキ
「ふぇ、ふぇぇ…」
突然の泣き声と大声にびっくりしたのかすすり泣くゆり。
「っゆり!泣くな泣くな……」_トントン
「ぅ、うぅ……」
少し泣き止むゆり。
「おお……和真くんが意外といい感じ……」
「ほら、うさぎさんも泣かないでって言ってんぞ。」
和真はうさぎのぬいぐるみをゆりの前に見せた。
「ぅ……?」
「『ゆりちゃん泣かないで、うさぎさんも悲しいよぉ』」
「「う、裏声!?」」
((あの和真くん/九条が……汗))
「和真ったら、なんやかんや言って赤ちゃんのお世話楽しんでるわね(笑)」
「ぅぅ…ぇへへ♪」
「っ……」
(笑った……)
「やったじゃん和真くん!」
「お、おう……」
(可愛い……)
「ぅ、うぅ…!」_グイッ!
「いでっ!」
和真が可愛いと思った矢先、ゆりに髪の毛を引っ張られた。
「やっぱ和真くんの髪が前々から気になってたのねー(笑)」
「和真、もう高3になったんだから髪を切りなさいよ。」
「ぇへへ♪」
「ゆり、和真くんの髪の毛が気に入ったみたい(笑)」
「っ……」
(こんなんで気に入られても……汗)
「うーうっ!(泣)」
「獅依留もしつこいなー(汗)
どんだけ遊びたいんだよ……」
獅依留は陸の腕の中で暴れてた。
「お前に似たんだろ。」←
「どういう意味だ九条っ!(怒)」
「賑やかねぇ(笑)」
「そうですね(笑)」
「あ!そろそろローストチキンが焼けるわよ♪」
子供たちがはしゃいで?いる中有希子ら母組は夕飯の支度をしていた。
「百合ー!あなたもお母さんでしょー!こっちに来て手伝いなさーい!」
「私まだ子供だもーんっ」←
「どの口が言うのこっちにいらっしゃい!(怒)」
「ぅ゜…はぁい……」
百合は渋々とキッチンに向かった。