藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第23章 ♡Story70♡ ココにいるキセキ
太輔side
「もう、陸たち来てるかな……」
太輔が玉森宅へ足を進めていると…
「よぉ太輔くん!偶然だな(笑)」
「あ、お義父さん。お帰りなさい。」
裕志と鉢合わせた。
太輔はすっかりお義父さんと呼びなれていた。
すると……
「やぁ、君が太輔くんだね!陸の父の神城悠一です。」
「はじめまして、和真の父の九条隆也です。」
「っ!?」
「びっくりさせてすまんな。
さっき、鉢合わせたんだよ(笑)」
「ほ、ほぉ……(汗)」
(すんごい偶然……汗)
こうして偶然にも鉢合わせた4人は再び玉森宅へ足を進めるのだった。
_玉森家
「あーいあーいっ!」
「……?」
ゆりと獅依留は赤ちゃん用おもちゃでじゃれていた。
「ほんと獅依留くん元気すぎる(笑)」
「世話が焼けた頃の陸とそっくりよ(笑)」
「母ちゃん、なんだよそれ(笑)」
「(笑笑)
あ、和真くん!3日前のリベンジ、してみたら?」
「……。」
「まーたそんな顔して!ゆりー、ちょっとおいでー?」
「うぅ♪」
ママに抱っこされ喜ぶゆり。
「うーうっ!」
だが獅依留は遊び相手を取られて嫌なのか騒ぎ始めた。
「獅依留、よほどゆりちゃんが気に入ったんだな(笑)」
「……なんか、将来このふたり
何年か前のお前らみたいな関係になりそうだな。」
和真は嫌がる獅依留を見て思うのであった。
「「どういう意味だよ(苦笑)」」
「そのまんまの意味だし。」
「もぉ……。ゆりー、和真お兄ちゃんだよー?
見た目は怖いけどちーっとも怖くないからねー?」←
「っこの……っいや、」
(我慢我慢……ここでキレたらまた泣かれる……)
和真は深呼吸をし百合からゆりを受け取った。
「ぁぅ?」
「うーうっ!!」
「獅依留、お前は黙っとれ(苦笑)」_ヒョイッ
陸は獅依留を抱き上げた。
「わぁぁぁぁぁんっ!!(泣)」
「んげっ!泣くなよ!(汗)」
「っおい神城!赤ん坊泣かすなよ、ゆりまで泣くだろ!」