第23章 ♡Story７０♡　ココにいるキセキ

「百合……ついさっき、ゆりが眠りに就いたよ。」



「じゃあ無事にあやせたんだね(笑)」



「まぁな。」



「赤ちゃん言葉使ったんっすか？(笑)」



「北山先生ほど使いませんでしたっていうか、ほとんど使いませんでしたから。」



「へぇ……どんなあやし方してたんだろ(笑)」



＿ﾋﾟｸｯ「……ぅ……」



「あれ？今ゆりちゃんピクって動いたよ(笑)」



宏光はゆりが寝ているベッドを指さした。



「え！さっき寝たばっかなのに……？(苦笑)」



「ママに会いたかったかなぁ？ゆりたん♪」



百合はゆりの元に行きゆっくりと抱き上げた。



「ぇへ……(微笑)」



するとその瞬間笑い始めるゆり。



「……やっぱり、ママっ子だなゆりは(苦笑)
ついさっきまで、来海ちゃんに妬いてたよ……」



「ええ！？さすがにそれはないでしょ(笑)
まだ生まれたてだよ？」



「どうだかな……」



「ゆりたぁん！」



「お！来海ちゃんも気になるか！
ほら、ゆりちゃんだよ～？」



「ちっちゃいの！」



「そりゃあ生まれたばっかだもん(笑)
ほらゆり、来海ちゃ＿ﾌﾟｲｯ「……。」…っちょゆり！？
なんで急に来海ちゃんから顔逸らすの！？」



「ほらな(苦笑)」



ゆりは来海に近づかれた瞬間顔を背け百合の胸元に顔を寄せた。



「くりゅみ、きらわれたの……？」



「っそ、そんなことないよ！ゆりはねー……そう、恥ずかしがり屋さんなの！
だから、緊張しちゃってるのよ(苦笑)」



「じゃあ、きらわれない？」



「うん、もちろん！」
(てかなんで来海ちゃんから顔背けちゃうのよゆりー……汗)



「へぇ……お前んとこは人見知り入ってんだ。
姉貴のとこの獅依留なんて、がっつり人懐っこいぜ？(笑)」



「お姉さんが言うに陸にそっくりみたいよ(笑)」



「へぇ……美香ちゃん、獅依留くんに会ったの？」



「うん、少しだけね！」



「今度会ってみたいなぁ……」



「んじゃ結婚式に連れてくるよ。」



「ありがとう……ああそうだ！」