第23章 ♡Story７０♡　ココにいるキセキ

「……。」



「……ん？ゆり……どうした？」



太輔はふとゆりに違和感を覚えた。



ゆりはただ百合を見ているかのように思われたが……



「……もしかして、来海ちゃんのほう見てる？」



「ぅ、うぅぅ……(泣)」



「っ！？
っゆり、急に泣き出してd..っ！……まさか……」







「おねぇたーんみっけ♪」＿ぎゅうっ♪



「うおっ！見つかったー(笑)
来海ちゃんすごい力だねー！」



「来海、すっかり百合ちゃんにも懐いているわね(笑)」



「百合って、なんやかんや色んな人に好かれますからね。
意外と昔から、子供にも好かれるタイプだったんで！」



「面倒見いいからな、こいつ……」



「やっぱ幼馴染ふたりはわかってるだねぇ……
さすが好きだっただけあるわ(笑)」



「「うるせぇ！」」←



「そこ何やってるんですかー(笑)「にぃたんたちみっけー！」
ほーら見つかった！ちゃんと隠れないだからだよ！」







「まさか……ママが来海ちゃんにとられたって思ってる？(苦笑)」
(生まれたばっかなのに感じるもんなのか……汗)



「ふぇ、ぇ、え……(泣)」



「……ママはママだから、安心しろ(微笑)
アイツはお前だけのママだからなぁ？」＿とんとん



再びゆりをあやし始める太輔。



「ぅ……うぅ……」



するとまた泣きやんでくるゆり。



「……パパに似て、嫉妬しちゃったか(苦笑)」
(そういえばゆりって……どことなく百合が赤ちゃんだった頃に似てるか？
……顔はゆりで、性格は俺みたいになりそうだな……苦笑)



そしてゆりは泣きつかれたのかそのまま目を閉じ再び眠りに就いた。





「寝ちまったか……」



太輔はそっとゆりをベッドに戻した。



そしてそれから１０分後で百合達が戻ってきた。





＿ｶﾞﾗｯ「太輔ー！無事ゆりあやせた？
お客さん増えたよー(笑)」