藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第23章 ♡Story70♡ ココにいるキセキ
「ああそうだ!」
_ビクッ「ちょ、百合ちゃん……急に何(汗)」
「驚かせんなよ……」
百合の声に驚く徹平と和真。
「結婚式の招待状、渡さなきゃ!」
「招待状?もう出来てんのか?」
「うん!これが陸と家族分!
んで美香ちゃんに玲に徹平さんと団司さん……あ、九条くんはこれね!
あと、唯ちゃんたちにも渡しておいてくれると助かる!
ニカ先輩に北山先生一家!あと、横尾先生にも渡しておいてください。」
「おっけー!」
「わかった。明日にでも亮介らに届ける。」
「ありがとう!」
「あ、美咲や奈央ちゃんの分も俺に預からせて!
俺が届けるから」
「じゃあお願いします!多分、社長や事務所関係者にも届けてもらえるから……」
「おっけーおっけー!芸能関係も俺に預けてもらっていいよ。」
「北山先生マジ助かりますわ(笑)」
「いいっていいって!だって、式はもう5日後だもんね……」
「「っ!?5日後!?」」
はじめて聞かされた陸たちは一斉に声を上げた。
「っちょみんな!ゆりがまた泣き出しちゃうから!」
「「ご、ごめん……」」
「ま、まぁ……寿命があと1週間じゃ、仕方ねぇよな……」
「うん……急でごめんね?
でも、産まれたあとに言われたばっかだからさ……」
「っ私たちも驚いてごめん(苦笑)
さっきの元気な百合を見たら、まだずっと生きられるんじゃないかって……
思ってたから……」
「ごめんね美香ちゃん……」
「いいのいいの!ねぇ、私にも赤ちゃん抱かせてくれないかな?
……でも、ダメかなぁ?ゆりちゃん人見知りっぽいし(苦笑)」
「そんなことないよ!ゆりだって、これからいろんな人に支えられて
生きていくんだから……ゆり、この人は私の大事なお友達のひとりだよ?
……はい、美香ちゃん。おしりと背中を一緒に持ってあげると落ち着くから。」
「ありがとう!
うわぁ……可愛い!さすが二人の間に生まれた子だなぁ♪」
「っ美香ちゃん、恥ずかしいってばぁ(苦笑)」