藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第23章 ♡Story70♡ ココにいるキセキ
お昼12時、百合は昼食をとっていたが太輔はまだ眠っていた。
「昨日の出産から、ほとんどずっと起きてたんだよね……
そう言えば、1時にはゆりがこっちに来るんだよね?
ふふ、楽しみだなぁ……誰に似てるんだろ……」
百合はゆりに会える楽しみで胸を躍らせていた。
_午後1時
「あ、太輔起きた?」
「ぁあ……」
数時間眠り続けていた太輔が目を覚まし百合の方へ視線を向けた。
「招待状、書きお…っ!?」
「すんごい驚きよう(笑)
今お乳飲んでるの。」
「っゆり……?」
「そうだよ(笑)
他にどの子がいるってわけ?」
「い、いや……少しびっくりしただけ……」
太輔が目を覚ますと、ゆりは百合のお乳を吸っていた。
先ほど光がゆりを病室に連れてきたのだ。
「ふふふ(笑)なんか、
こうしていると本当にママになったんだなって実感する……「ふぇ…ぇ…」
あ、もうごちそう様かな?ゲップさせないとね。よしよし……」_トントン
ゆりをゲップさせようと背中を軽く叩く百合。
「いっぱい飲んだねぇゆりちゃん、ゲップしようか?」
「ふぇ、ぇぇ…ケプッ……」
「よし、これで一安心(微笑)」
「百合……」
太輔に見えた百合の姿、
最初出会った頃はまだ小学生であり再会したのはつい3年前……
まだまだ子供だと思っていた彼女……
『藤ヶ谷先生だ~いすきっ!♥』
『藤ヶ谷、先生ですよね……?』
『へへ!来ちゃいました♪』
『これからもずーっと一緒だよ!』
でも今では……
「ふぇっ…ぇぇ…ん……(泣)」
「え!泣いちゃった!?もしかしてうんちかな?」
「あーやっぱりしてる……しかも元気元気(笑)」
すっかり母親と呼ばれるまで成長、
大人になっていた……。
「……。」
(あんなに……立派になった……)
「太輔!何ぼーっとしてんの!これを今後パパの太輔が
やんないといけないんだからね!?」
「お、おう……」