藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第4章 ♡Story51♡ 九条和真
「りょうすけ?」
「湊亮介、俺の幼馴染で相棒。」
「......他には誰がいるの?」
「同じ幼馴染の唯に、恭太郎、勇斗。」
「幼馴染ってことは、転校してからずっと一緒だったってこと?」
「あぁ。」
「......寂しくない?」
「寂しいって、別に遠くにいるわけじゃねぇんだから寂しくねぇよ。
会う気になればいつでも会えるし。」
「そっか......」
「......余談だけど、唯ってお前のファンだから。
毎月RABBITとかっていう雑誌見てるぞ。」
「っホント!?」
「あぁ。でも女っぽすぎる服はあまり着る気はねぇみたいだけどな。」
「それでも嬉しいなぁ(照笑)」
「......ついでに、勇斗は根っからの女好きだから。」
「そうなの?」
「だから気をつけな。」
「う、うん......」
九条君の友達の話を聞いているうちにあっという間に目的の駅まで付いた。
ホームを抜け...
「確か......ここら辺n.「おーい!かーずまー!」..よぉ勇斗!」
「......。」
(九条君、今までにないくらいの笑顔......凄く嬉しそう......)
和真は駆け足で勇斗と呼ばれた人物達が居る方へと走っていった。
若干取り残された百合も急いであとを追った。
「亮介、唯、恭太郎、勇斗......久しぶりだな。」
「久しぶりじゃねぇよ!お前なんだよ、急にLINEで『今から会おう』だなんて一言を
亮介に送ってよぉ(笑)」
「わりぃわりぃ恭一郎(笑)」
「ホント急過ぎ。いきなり転校したと思えば今度は会おうだなんてよ、
いきなり過ぎんだろ。」
「だから謝ってんじゃんかよ!」
「で!今日は私達をいきなり呼び出して、どういうつもり?」
「学校サボってきた。」
「そりゃあわかるよ(笑)
あれ!?女の子が居る!!スタイルも良さげ!」
「お前ホント女好きだな(笑)
今日はコイツとサボり。」
和真は後ろからやって来たであろう百合を親指で指した。
「ひゃいっ!?」
(やばっ......変な声出ちゃった......汗)