第23章 ♡Story７０♡　ココにいるキセキ

「無事に、生まれるといいな……(微笑)」



「うん、もしかしたらね？七夕の日に生まれるかもって！」



「その日に、生まれてくるといいな。」



「うん(微笑)」



「そうだ、結婚式のやつなんだけどよ。」



「うん、」



「まだ会場だけ決まってないんだ。どこにする？」



「そういえば、そうだったね！ドレスとかは選び終わってたけど……」



「「一気に二人の空気……」」



「「わいわい、ぺちゃくちゃ」」



「……おい、俺らは帰るか？」



「そうだな。志村、行くぞ。」



「お、おう……」
(もう二人の間に隙間がない！！涙)←



そして面会に来た３人は１０分弱で帰ってしまった。





「ここよくない！？」



「あぁ、そうだな。病院からも割と近いし……ここにするか？」



「うん！へへへっ
ゆりも参加できるといいなぁ……(微笑)」



「あぁ、そうだな(微笑)」



お腹に手を当てる百合、太輔は百合の肩に手を置きもう片方の手で



百合に重ねるように手を置いた。



「……無事、３人家族になれますように(微笑)」



「お前なら……大丈夫だ。」



「うん……(微笑)」



百合は太輔の胸元に頭を寄せた。











「私たちはお邪魔みたいね(苦笑)」



「ですわね(苦笑)」



百合のお見舞いに来た有希子と太重であったが、



空気を読み病室には入らなかった。







「はぁ……太輔もずっとここに居られたらいいのに……」



「そうはいかねぇよ(苦笑)俺だって仕事あるしな……」



「うん。」



「でも……ゆりが生まれる日には立ち合うよ。仕事中でも……」



「ふふ、ありがとう。」