藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第22章 ♡Story69♡ ふたりが出会えたキセキ
「二人がこうしていられるのは、奇跡なんじゃないかと私は思います(微笑)
みなさんも、そう思いになるでしょ?」
「確かにそうだな!」
「困難があっても、いつもふたりで一緒だった……」
「お互いを、とても大事に思っている……」
「陸、美香ちゃん、玲……」
「誰かがふたりの間に入ろうとしても……」
「誰ひとり、入る隙間はなかった……。」
「藤城くんに、九条……」
「ふたりはいつも、強い絆で結ばれている。誰よりも……(微笑)」
「北山先生……」
「ふふ……誰もが、認めるふたりね(微笑)
たとえ百合が死んでも、誰ひとり貴女を忘れやしない……
ふたりの愛は、永遠に紡いでいかれる……」
「お母さん……」
「貴女、今とても幸せでしょ?」
「……うん。私、今が凄く幸せなの。
病気とか関係ない……ここには大好きな人達が沢山いて、
お腹には赤ちゃんもいる……だから、幸せ……みんな、
私にとってかけがえのない人達ばかりです(微笑)
私を、私たちをいつも助けてくれて……見守ってくれました……
みなさんには、感謝を伝えきれません……本当に、ありがとうございます。」
「百合……(微笑)」
「百合、貴女は自慢の娘よ(微笑)」
「これからも、お父さんたちが支えていくからな(微笑)」
「っお母さん、お父さん……」_ぎゅっ…
百合は二人に抱きついた。
「あーずるい!俺だけ除け者!」_ぎゅうっ!
裕太はステージに上がり、3人に飛びつくように抱きついた。
「うわっ!ちょっとお兄ちゃーん(笑)」
「俺だってふたりの自慢の息子なんだぞ!百合の自慢のお兄ちゃんなんだぞ!」
「裕太くん(苦笑)」
「ほんと、貴方は彼女の素敵な家族にも恵まれているわね(微笑)」
「おふくろ……」
「お前たちの絆は本物だ。
太輔、最後まで……ちゃんと彼女を支えるんだぞ(微笑)」
「親父……わかってる、当たり前だろ(微笑)
俺は……」
「ははははは……ん?太輔?」
「俺は、ずっとお前だけを愛し続けるから……(微笑)」
「っ……_カァァっ!」