藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第22章 ♡Story69♡ ふたりが出会えたキセキ
『私の誕生日って覚えてる?』
『誕生日…てn?お前の誕生日っていつ?
ってか聞いたことねぇけど……』
『なぬっ!?
小学生の時私に誕生日プレゼントくれたじゃん!
……シロツメクサの冠……』
『は?覚えてねぇんだけど……(汗)』
『うそぉ……(泣)』
っあの時、君に酷い嘘をついちゃっていたね……」
「っ思い、出したの?」
「……うん。今、ネックレスの事も思い出した……」
「ぇ……」
「どういう経由でネックレスを買ったのかも……。
確か、北山先生の案で買ったんだったよな……」
『はぁ...』
『藤ヶ谷先生!』
『何ですか?北山先生……』
.
.
.
『百合ちゃんの誕生日を、"最高"のものにする方法……』
『……?』
『思いつきましたから♪』
『……はぁ?』
『......(微笑)』
それで、北山先生とあのネックレスれを買ったお店に行って……
『……どういったものが良いんですかね?』
『そうですねぇ……やっぱり、普段から身につけられるものいいと思いますよ?
……あ!俺が思うにこれはどうですかっ!?』
『……?』
『プレゼントの定番です!』
『これって……』
『……(微笑)早速気に入りましたか?』
『……。』
『気に入ったみたいですね(微笑)
じゃあ店員さんに相談してみましょうか!』
その時に決めて買ったんだ、
ペアリングのネックレスを……」
「太輔……」
「それで……
『あともう一つ、お前にプレゼントがあるんだ。』
『っ嘘!なになになにっ!?』
『そんな焦んなよ(苦笑)
ちょっと目、閉じてろ。』
『えぇ……』
『いいから。』
『……わかった。』
『開けんじゃねぇぞ?』
『分ってるよ!』
ガサゴソ ガサゴソ…
『……。』
(一体何だろ……)
.
.
『もう開けていいぞ。』
『……?』
『はい、俺からのもう一つのプレゼント。』
『……どこ?』
『ったく、感覚で気づけよ(笑)首元、見てみたら?』
『首……?』
首元を見てみると…
『……(微笑)』
『っ!?』
『それ、どうかな?』
『これって……リングの、ネックレス?』
確か、"百合"の首元にかけて渡したんだよな?」