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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第22章 ♡Story69♡ ふたりが出会えたキセキ


「あの事故で太輔は……私以外の記憶はあるのに私だけ覚えていないという症状に
おちi.「だーかーら!鬱系なし!」鬱系じゃないもーん!」



「……(汗)」



「その手は話が長くなるからダメ!省略して記憶取り戻した日の話しなさい!」



「は、はぃぃ…!」






_1年前(第1シリーズ 22章参照)


「ねぇ太輔!」



「ん?」



「今日休みだから、星の丘公園行ってみない?」



「星の丘公園って……展望デッキがあるとこだっけ?」



「うん!とにかく行ってみない?」



「うん、そうだね。
もしかしたら、記憶をまた一つ戻せるかもしれない……。」



「……だね(微笑)」




_星の丘公園


「ここ、空気が美味しいね。」



「うん!東京にはなかなかないからね。
……あ、あそこだよ!プレゼントくれたところ!」



百合は展望デッキを指差す。



「あそこが……っ!」



「太輔……?」
(また、頭の中に……)



百合は頭を抑え込む太輔を心配そうに眺めた。



「……っ」
(確か、俺はここで……




『やっぱここから見える景色は最高!』

『そうだな、心が安らぐ……そうだ百合、これ俺からのプレゼント。』

『プレゼントっ!?開けてみていい?』

『あぁ。』




俺は百合に……



『っこれって!?』

『驚いた?』

『な、なんで……』

『何でこの香水……っもしかして……』

『……あぁ、あの時買ったやつだよ。』




あの時買った香水を百合に、あげた?)



「太輔……何か、思い出したの?」



「っ……」



太輔は展望デッキの方へ走り出した。



「っちょ太輔!?」



百合もその後を追って走る。



「……。」
(太輔、何か思い出した……?)



展望デッキに来た太輔……



「っ俺はここで……」



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