• テキストサイズ

藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第22章 ♡Story69♡ ふたりが出会えたキセキ


_そして受験日当日


「っ……俺なら、大丈夫。いつもどおりやれば……」



自分に言い聞かせ、太輔は受験会場へ入った。






「では、はじめ!」



一斉に紙をひっくり返し鉛筆を走らす受験生達。



「っ……」
(落ち着いてやれば、大丈夫だ……ここの問題は、
寺嶌先生とやった問題によく似てる……いける……)



少し手応えを感じ始める太輔。



そして5教科のテストを受け終わり……







「はぁ……」
(あとは、合格発表を待つだけか……)



一気に力が抜け、太輔は自宅へと足を進めた。





「ただいま……」



「おかえり太輔!
手応えは、あった?」



「まぁまぁ……ケアレスミスしてなきゃ、なんとかいけそう……」



「ならきっと大丈夫よ!
白咲先生たちの、期待にも答えられるわよ(微笑)」



「ありがと……」






そして合格発表の日、太輔は太重と共に結果を見に来ていた。



「太輔は……2001ね……2001、2001……」



「1998、1999、2000……っ!
200……1……」



「っあ、あったの!?」



「お、おう……」



「やったじゃないの!!」



「っよ、よっしゃ……!」
(信じられね……本当に合格してた……)



「これで、白咲先生も喜んでくれるわ(微笑)」



「っ……あぁ(微笑)」
(先生……俺、やったよ……俺、絶対に教師になってやるから……)







_現在


「無事合格おめでとう!それで、白咲先生に告白したの?(笑)」



「っそれ、は……「手紙で告白でしょ?(笑)」←…っおい!
どこでそんなこと……」



「がっつり高校アルバム見たもんねー(笑)」



「っ……」



「でも手紙はやめて、直接自分の口で告白!……したんでしょ?」



「っそ、そこまで……」



「だって手紙が挟まってたんだもーん(笑)」



「……。」






_11年前


2月冬、この時は百合が久しぶりにクラスへ戻ってきた。



そして今日は卒業式前登校の最終日、太輔は……



「っ……白咲先生!」



『……?』



「先生、あの……昼休み、二人だけで話したいことがあるんだけど……
大丈夫、ですか……?」



_コクッ『……(微笑)』


/ 564ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp