藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第22章 ♡Story69♡ ふたりが出会えたキセキ
茶々を入れながら笑いに包まれた会場、
そして夫婦漫才も無事幕を閉じた。←「「違うわ!」」by.百合&太輔
「そう言えば……太輔はこの日に備えて
百合さんの為にクリスマスプレゼントを用意しているのよね♪」
「ぷ、プレゼント!?
なになになに!」
「っ大勢の前で見せるものじゃねぇよ……ってか、これある意味結構恥ずかしいし……」
「だからなになに!?」
「太輔、見せなさい(笑)
と言っても……プレゼントは母の手にあるけど✩」←
「っおい!何勝手に人の!」
「ふ、ふ、ふ……じゃーん!」
「「「……?」」」
「っ……」
「わくわく、わくわく♪」
(太輔のプレゼント楽しみ!)
太重の手元にはアルバムのようなものがあった。
「アル、バム……?」
きょとんとさせる百合。
「そ!アルバムよ。でもこれはね……普通のアルバムとはちょっと違うのよ♪」
「え!どういうこと!?
ねぇ太輔!」
「……(汗)」
(何も大勢の前で……汗)
「太輔くん、色々なところから写真を集めてアルバムを作成していたのよ?」
「色々な、ところ?」
「そ……私たち家族との思い出から太輔くんたち家族の思い出、
他にもふたりの友人との思い出……そして、
アナタたち二人だけの思い出……沢山の思い出が、このアルバムに入っているの。」
「っ沢山の、思い出……」
「えぇ、私も太輔から昔の写真が欲しいって言われたときはびっくりしたわ(笑)
ちなみに、前のページからは百合さんの思い出が。
後ろのページからは太輔の思い出……真ん中になるにつれて、
二人の思い出が出てくるようになっているのよ?」
「っ太輔……」
「お前の昔の写真とか、勝手に取り出してごめん……データをコピーして、
複製したんだよ……まさか、こんな形でお前に渡るとは思ってもみなかったけどな(苦笑)」
「っでもすごく嬉しいよ!
ここには、私達だけじゃなくてみんなの思い出も入ってるんでしょ?」
「……あぁ。」
「ここで見てもいい!?」
「……みんなも見てるだろうが……」
「「「みたーいっ!♪」」」
「んげっ……」←
「てなわけでみんなで見ましょー♪」