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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第20章 ♡Story67♡ 最後の文化祭


「百合ちゃん、なにか考え事?」



「えっ!?」



「なーんかそんな顔してる!」



百合の顔を覗き込む徹平。



「……。」



「藤ヶ谷先生のことでしょ?朝聞いたよ、お母さんに言われたんでしょ?
藤ヶ谷先生も一緒に暮らすっていう話。」



「あ、はい……太輔、やっぱり来ないのかなって……」



「あーそんなこと?それは大丈夫!」



「え……?」



「俺が念を押しておいたから!自分の気持ちに素直になれよーってね!」



「っそれって……」



「だいじょーぶ!先生は、来てくれるよ?
先生が、そう望んでいたからね……」



「っ……」



「だから余計な心配はしないで!
今は、体調のことだけ考えて?お腹の、赤ちゃんのためにさ……」



「っ徹平さん……」



「なっ!立花?」



「あぁ、余計なことは心配するな。俺らも、ちゃんとみんなで支えてやる……
文化祭も、次の日曜にまで迫ってきてるからな。」



「団司さん……ありがとうございます、お二人共……私、最後まで頑張ります!」



「そうこなくちゃ!」



「でもはしゃぎ過ぎないように。」



「……はーい(笑)」



「はははははっ!(笑)」



「ふっ……(微笑)」



「なーに3人だけで楽しんでんだよ!」



「私たちも仲間に入れてよー!」



「一緒に帰ろーぜ!」



「お前、相変わらず顔がスケベだな。」



「るっせぇよ前髪!てか今関係ある!?」



3人の後ろからは陸、美香、玲、和真の4人が走ってきた。



「ふふっ…あはははははっ!(笑)」














「……百合、俺がいなくても楽しそう……(涙)」←



実は密かに百合を迎えに来ていた裕太、裕太は電柱の影で涙ぐみながら



友人と帰っていく妹の姿を見ていたのであった……。



「うぅ……百合ー……(泣)」←「早く帰ってきなさい!」by.母



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