藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第20章 ♡Story67♡ 最後の文化祭
そして1週間の準備期間は終わり今日は土曜日、文化祭は明日に迫っていた。
百合は家族らと共に太輔のマンションに荷物を取りにやってきていた。
「太輔、荷物取りに来たよ!
何か、久しぶりだね……」
「あぁ、5日……ぶりかな?」
「うん……たった、5日だったのに凄く寂しかった……」
「……俺も、だよ……」
「太輔……」
「あーはいはい!俺の前でそんないちゃつかない!
今日は荷物を取りに来たんでしょ!」
「そうだけど裕太、今日は太輔くんに答えを聞きにも来たのよ?
さぁ太輔くん、娘のためにも家に来てくれるわよね?」
「「母さん無理やり(苦笑)」」
「あ、はははは(苦笑)」
(お母さんったら……)
「……(汗)
えっと、その事なんですけど……」
「……。」
「その……差し支えなければ……。」
「……そう言ってくれると思ったわ!
部屋もいつ来てもいいように整理し終わっていたの。」←
「「対応早っ!」」
「……(汗)」
(ある意味断らなくてよかったかも……汗)
「ベットと机と本棚それにテーブル、これは元からあるから
大きな荷物は持ってこなくて大丈夫よ?」
「あ、はい……」
「いつから来れるの?」
「一応、管理人さんには相談して……まぁ、早くて明日以降には……」
「なら荷物をまとめて早く来なさいな(笑)
太輔くんは、車を持っているの?」
「ま、まぁ……」
「駐車場には一台分止められるわ、だから生活において心配はいらないわ♪」
「お母さん、なんでそんなに対応早いわけ……?(汗)」
「そりゃあ愛娘の旦那さんだもの!
娘と平等にしなきゃね♪」
「「……(苦笑)」」
「たく、母さんは相変わらずだなぁ……(苦笑)」
「ホント……母は強し、ってことかな?(汗)」
「そうだな(笑)」
「そう言えば、明日文化祭なんだけどみんな来てくれる?」
「当然!百合達のクラスは何やるんだ?」
「童話をモチーフにしたカフェ!
私は和真くんと一緒にヘンゼルとグレーテル!」
「なかなか面白そうなカフェだな、明日は北山先生達も来る予定だよ。」
「他にも沢山呼んだの!
明日が楽しみ~♪」