藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第19章 ♡Story66♡ 最後のお仕事、新しい命
「ふふ……そうですね。」
「腹も、少し膨れてるな。」
「彼、手が早い人なのでね。」
「っシオンさん……いつご結婚されたんですか?
それにお腹……」
「……実は、「実は俺ら、ヨリ戻してたんだよ。」っ隼人!」
「やっぱり……小鳥遊さんと……(微笑)」
「ふふ……今更よね……私も、未だ不思議でたまらないわ……」
「おふたりの子供です、きっと素敵なお子さんが産まれると思います(微笑)」
「ありがとな、百合……」
「結婚は、お二人だけで挙げたんですか?」
「正式な結婚式はまだなんだ、お互いの両親に挨拶をしに行ったくらいだ。
まぁ、親族だけでやるつもりだ。」
「おめでとうございます、お二人共(微笑)
私も、死ぬ前には太輔と式を挙げるつもりなので……その時は呼ばせてください。」
「もちろん、行かせていただくわ。」
「ふたりはもう子作りしたってことか?」
「っへ!?」
「隼人!!」
「隼人、デリカシーないわよ?」
さおりも呆れた様子で隼人を見る。
「わりぃわりぃ!俺らと一緒にして悪かったよ(苦笑)」
「っい、いえ……子作りというか、それっぽいことは一応……」←
「「「……。」」」
百合の言葉にその場にいる人達はみんな一斉にして固まっていた。
そして……
「「「えぇぇぇぇぇぇっ!?」」」
_ビクッ!「驚かせてごめんなさーいっ!(泣)」
_クシュンッ!
「藤ヶ谷先生、風邪……というか噂話ですかね(笑)」
「……かもですね。」
「きゃっきゃっ♪」
小夜の腕に抱かれている来海は手を叩きながら喜んでいた。
というか面白がっていた……。
「……ホント来海ちゃん、どんどん貴方に似てきますね……」←
「そうなんですよ……どんどんこの人に……」←
「将来が……他人事ながら心配です。」←
「俺の娘になんちゅう失礼なことを!!」
「北山先生藤ヶ谷先生、子供達(高校生)が見てますよ……。」
渉は少し呆れ半分で二人を見ていた。
「「え……」」
「「「ジトぉ……」」」
「「ご……ごめんなさい……」」