藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第19章 ♡Story66♡ 最後のお仕事、新しい命
こうしてステージはあっという間に幕を閉じた。
百合が控室に戻ると……
「百合、今までお疲れ様。
これは私達からの些細な気持ちよ。」
控え室には花束を持つ詩音を筆頭に雪乃、颯太、陽向らのモデル仲間。
さらにはA.N.JELLや中居正広、百合が芸能界で共演した人たちが揃っていた。
その中には裕太も混じっていた……。
「っシオンさん……お兄ちゃん、他の皆さんまで……」
「ステージには呼ばれちゃいねぇが、餓鬼の最後の表舞台だって言うからな……
来てやったよ……今まで、お疲れ様……」
「桂木さん……」
「俺はホント……お前のこと、が嫌いってわけじゃねぇから……普通に、
面白いやつだったよ……柊が惚れたのも、分かる気がする……」
「っ廉、今はその話はいいだろ……過去の話だ……」
「でも惚れてたの事実だろ?
まぁともあれ……今まで、ありがとな……」
「桂木さん……こちらこそありがとうございました。
私がいなくなっても、お兄ちゃんと仲良くしてくださいね?」
「ふんっ、それは無理なお願いだな。」←
「ってめぇ!(怒)」
「っ裕太さん落ち着いて!!」
陽向は慌てて裕太を取り押さえる。
「ホントお前らは相変わらずだな(笑)
……百合、今までよくこの芸能界でやってこれたな。
おめでとさん……」
「ありがとうございます、中居さん。中居さんと共演できたことは
とても貴重な体験でした。本当にありがとうございました。」
百合は正広に向かって深くお辞儀をした。
「そう改まるなって(笑)
そういやシオン、お前なにか報告あんだろ?」
「ふふ……そうですね。」