藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第18章 ♡Story65♡ 久しぶりのデート
_数時間後
時刻は朝の7時、ふたりは既に起きている。
「早く行こーっ!」
「お前元気過ぎだろ……(汗)
朝飯もまだだし……」
「食べたら行くのっ!」
「……はいはい、わかったよ。」
ふたりは朝食を取るべくホテル内のレストランに向かった。
「お前、昨日に増してはしゃいでるな……何かあるのか?」
「この時期のシーってね!手下たちがいるのっ!」
「て、手下……?(苦笑)」
(なぜ夢の国で手下……汗)
「太輔は知らない?ヴィランズの手下達のことなの!
若い女性を中心に人気なの~♪」
「ふーん……」
「パレードって、パフォーマーの人がいるでしょ?
それみたいなものだよ!」
「それって、映画に出てくるキャラクターか何かか?」
「ううん!例えば、ジャックハートだとアリスに出てくる女王様のトランプだったり……」
「じゃっく、はーと?」
(わからん……)
「とにかく色々いるの!
メンズの人はイケメンだらけだしレディースの方も美人さんばかりなの!」
「ふーん……んで、お前は誰が好きとかあんのか?」
「みんな好きだけど……私はジャックハート推し!
カッコイイの~♥」
百合は手を組みうっとりしていた。
「……。」
「早く会いたいな~♥」
「そんなに会いてーのかよ……その……ジャックハート……」
「うんっ!」
目をキラキラさせる百合。
「……。」
彼氏として少し複雑な気持ちになる太輔であった。
「あっ!サインももらえるからペンとかも持っていかなきゃなぁ♥」
「まるでアイドルのコンサートに行く感じだな(苦笑)」
「だねー黄色い歓声もあるし(笑)
それに加えてファンサも充実してるし!
サインや記念写真も撮れるってサイコーじゃん!
……あーあ、ジャニーズとは大違い(笑)」←
「……おい。」
(何気に傷つく……)←
朝食も済ませふたりはシーのアトラクションを楽しみ
手下達が出ているショーも楽しんだ。