藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第17章 ♡Story64♡ 修学旅行
それから5分くらいが経ち、パフェと抹茶がテーブルに運ばれてきた。
「うわぁ……おいしそ!
写真撮ろ!」_カシャッ
「ホント、女子ってそういうものすぐ撮るよな……
こういうの撮った方がいいんじゃね?」_ヒョイッ
またもや百合からスマホを取り上げる和真。
「っんな!?またスマホ取られたぁぁ(涙)」
和真はスプーンでパフェをすくい上げ……
「ほら、あーんして。」
そのスプーンを百合の口元に持っていった。
「あ、あーん!?」
(和真くんからそんな言葉が出るなんて……汗)
「ほら、あーん。」
「っ…ぁ、あーん?」_パクッ
_カシャッ
百合がパフェを口に運んだ瞬間にシャッターを押す和真。
「っちょ……んん!?美味しいっ!!」_カシャッ
「本日4枚目。
またアイツに送るな。」
「っちょ和真くんっ!」
和真はまたもや太輔に送ることにしたようだ。
「……。」
太輔side
「そうだ……夕飯何作るか決めてなかったな……
なにか冷蔵庫に入ってたっけなぁ……」
太輔は冷蔵庫を開ける。
「……ちょっと買い出しに行ってくるか、」
太輔が買い物に出かけようとした時…
_ピロリーン
「ん?LINEか……」
太輔はテーブルに置いてあったスマホを手に取り……
「やっぱり……それに、また百合からだ……写真?
まさか、また九条が……」
LINEのトーク画面を開くと…
「んげ……」
(やっぱりな……)←
誰か(絶対に九条)にあーんをしてもらっている写真と、
何やら美味しそうに頬を染める百合の写真が添付されていた。
そしてメッセージは……
『v(´∀`*v)ピース』
和真にしては珍しいなんとも可愛らしい顔文字が送られてきた。
「……(怒)」
(余計ムカつく……)_ググググ…『痛いですっ!(´;Д;`)』by.太輔のスマホ
『あーんいただきました(・┰・)』
『ごちそうさま(´>ω∂`)てへぺろ☆』
やたら顔文字で表現する和真。
「九条……クソムカつく(怒)」←不良時代に若干戻ってます。