藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第17章 ♡Story64♡ 修学旅行
「でも……」
「……?」
「俺は最後まで諦めないつもり。」
「っえ……?っなんで……」
「なんで、だろうな……でも、諦めたくねぇっていう自分がまだいる。
だから……俺ははなから諦めるつもりはねぇよ……」
「っ……」
「お前の最期まで……俺はお前を好きでいる……だから、諦めない。」
「和真、くん……」
「……だから、今はお前を思いっきり困らしてやるよ(笑)」
「っなによそれ!?」
「ほら、集合時間になる前に行くぞ!」_グイッ!
「きゃっ!ちょっと和真くーん!(汗)」
和真は百合の手を引き、人波を駆けていった。
_その頃の陸達
「っ百合ちゃんと前髪がいない!?
さっきまでいたのに!」
「えぇ!?後ろに居たんじゃないの!?」
「っ途中ではぐれたんだって……おい陸、百合にLINE送ってみてくれ。」
「あぁ、わかった……」
ついさっき百合達とはぐれたことに気づいた俺たち、
俺は百合にLINEを送った。
おそらく、ふたりは記録係だから写真撮ったりするのに夢中だったんだろうな……
だから、ふたりがまたはぐれたってことはないとは思うけど……
「陸、返信は来たか?」
「いえ……特に既読なりません……」
「っそうか……二人に、何かなければいいが……」
「まぁ、気づいたら返信来ると思うので……」
「そうだな……」