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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第17章 ♡Story64♡ 修学旅行


「これ全部、百合じゃなくて九条か?(怒)」



いかにも嫌味だった……。



そしてそれから数分、また百合からLINEがきた。



「……また、九条か?」



ちょっとイライラ気味でLINE開いたが……






『太輔、さっきのごめんね!(汗)
あれ全部和真くんがやったの……』




「やっぱりな……(汗)」




『でも、今ふたりきりっていうのには
変わらないの……(汗)』




「っはぁ!?」



思わず本音が口から出てしまった……



『なので、ちょっとばかし
和真くんと清水寺観光いきます(_^_)』





「……マジかよ(汗)」














百合side


さっき太輔にお詫びのメッセージを送った。



「っもう!
何であんなことしたの!?」



「別に、ちょっと面白半分でやった。」



「っあのねー!「約束……」ぇ……?」



「……お前、本当は思い出してるんじゃねぇの?」



「っ……な、なんでよ……」



「だって、彼氏がいるのに二人きりをオッケーにするなんてよ……」



「っ……」



「俺との、約束を思い出したから気を使ってんだろ?」



「っ……ごめ、ん。本当は、
誕生日の日に思い出した……でも、言ったら気まずくなるかなって思って……
言えなかった……」



「……まぁ、いいよ。思い出してくれたならさ……」



「……ごめん、和真くんとの約束は果たせそうにないよ。
私の、本当に好きな人は太輔だけだから……」



百合は指輪に目線を送った。



「……。」



「私は、太輔だけのものだから……」



「俺に勝ち目は……ねぇってことだよな……もう、指輪まで持ってるってことはさ……」



「……うん、あの約束……
元々は私からしといて……挙句忘れちゃって……本当に申し訳ないって思ってる……
和真くんは、ずっと忘れていなかったんだよね……?」



「……あぁ。あの日言った時と同じ、俺は……
百合のことが好きだよ……世界で、一番……」



「っ……」



「でも誕生日の日、陸に言われたとおり俺に勝ち目はなかった……」



「和真くん……」



「でも……」



「……?」


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