藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第17章 ♡Story64♡ 修学旅行
_新幹線の中
みんな早起きで眠いのか、生徒たちのほとんどが眠っていた。
「……_パシャッ」
「和真くん、一体何を撮ったの?(苦笑)」
ちなみに百合と和真は起きていた。
「間抜けな顔してたから撮った。」
「徹平さん、あとで怒るんじゃない?(汗)」
「そん時はそん時だろ。」
どうやら和真は徹平が寝ているところを写真に収めたらしい。
「……(苦笑)」
時間は長いようで短く、新幹線は京都駅に着いた。
「着いたー!」
美香は駅から出るなり腕を伸ばした。
「ふわぁ……すっかり眠ちゃったぜ……」
ギリギリまで寝ていた陸は大きなあくびをしていた。
「もうしっかりしてよね!?「A組ー!バスに荷物を入れなさーい!
奈良に向かうぞー!」はーい!ホテル先じゃないんだね。」
「まぁいいだろ……_カシャッ…カシャッ」
和真は駅の写真と移動する生徒たちの写真を撮った。
「割と細かいね和真くん(笑)」
「まとめる時あとあと楽だろ。」
「まぁそうだね!」
今度バスに乗り込むことになった生徒たち、生徒たちは薬師寺に向かった。
_薬師寺
「わぁ……こりゃあ写真いっぱい撮ることになりそうだね(笑)」
「だな……_カシャッ」
「和真くん、すっかりカメラマン(笑)」
「ふっ…うるせぇよ(笑)_カシャッ」
「うわっ!急に私を撮らないでよ!」
「結構いい出来じゃね?」
「えぇ?」
和真は撮った写真を百合に見せる。
「やっぱお前は、笑ってるところが一番かわいいと思う……」
「っ急になに?!」
「思ったこと、言っただけだし……」
「っ……そういうの恥ずかしいから!」
「ふっ…俺に気向いた?(笑)」
「ううん(笑)」
和真も最近は、太輔に対しての態度は少し変わっていた。
「おーい!ふたりともー、次行くよー!」
「はーい!
行こ、和真くん。」
「そうだな。」
二人は美香たちのもとへ走っていった。