藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第16章 ♡Story63♡ 思い出した約束、そして…
一行は大広間に戻り…
「「……ムス」」
完全にロマンチックムードを壊されたふたりはかなり不機嫌だった。
「そんな怒んないでよお二人さん(苦笑)」
「あ゜?」
「藤ヶ谷先生、怖い……(涙)」
「さすがに幻滅しちゃいますよ……」
「百合ちゃんまでー!(涙)」
「これは天罰ね……来海、パパみたいになっちゃダメよ?
あなたはただでさえパパ似なんですからね。」←
「あう?」
「家族にも裏切られたーっ!(涙)」
「「当然の仕打ちでしょ。」」
「……(泣)」
こうして誕生日会は無事?幕を閉じた……。
「百合、また来週学校で!」
「うん!ばいばい美香ちゃん、みんな!おやすみ!」
「「おやすみ~」」
百合はみんなに別れを告げ、太輔と共に涼介の車に乗り込んだ。
「みんな一斉にどこに行ったのかって思ったら……
まさか二人のところに行ってたなんてびっくりですよ(笑)」
「涼介さん!笑わないでくださいよ!
せっかく太輔がプロポーズしてくれていい雰囲気の時に……北山先生が……」
「あの人らしいって言ったららしんじゃないの?(笑)」
「「迷惑です。」」←
「きっぱり言ったー(笑)
……それで、式はいつ挙げるんですか?」
「……私が、芸能界引退したあとって太輔は言ってましたけど……」
「そら、そうだろ……ちゃんと落ち着いてからな。」
「……子供は、作るんですか?」←
「「っはい!?」」
「今日はやけに息が合いますねー(笑)
まぁ、いろいろ楽しみにしてるので♪」
「……涼介さん、」
「ん?なんだい?」
「マネージャー首にしますよ!?」←
「うぇぇぇ!?
今まで築き上げてきたあの信頼関係は!?」
「そんなもの、ありましたっけ?」←
「っう……さすがの、俺も凹むよ……てか、ふたりがこうして交際できてるのも、
僕のおかげでもあるんですよ!?そこら辺は感謝してくださいよ!」
「……山田くんって、こんなキャラだったか?(苦笑)」
「さぁ……(苦笑)」
ふたりはこうして涼介にいえまで送ってもらった。