藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第16章 ♡Story63♡ 思い出した約束、そして…
「っ……はい、喜んで……(微笑)」
「っ……百合……」
「イエスに、決まってるじゃん……(微笑)」
「百合……(微笑)」_ぎゅっ…
「太輔……大好き……(微笑)」_ぎゅっ…
二人はお互い抱きしめ合い、顔を見合わせた……そして、
「……。」
「……。」
「……百合、愛してる……」
_ちゅっ…
そのままふたりはキスを交わした……
まるでそれは、誓いのキスのようだった……。
しばらくし唇を離した。
「なんか……結婚式でするキスみたい……」
「……いつかは、そこでしよう……」
「うん……(微笑)」
百合は太輔の胸元に顔をうめた……
「プロポーズシーン、バッチシ撮っちゃいましたよ(笑)」
「「っ!?」」
「ごめんなさい、指輪渡すシーンも撮ってあります♪」
「「っ北山先生!」」
「これ、結婚式の時に流しますんで♪」
スマホを構える宏光がいた……
「生プロポーズ、めっちゃ貴重なものを見たって感じ!」
「っ二階堂……なんでお前まで……(汗)」
「俺だけじゃないっすよ。」
「「え゜……」」
高嗣の後ろには……
「「「ども!」」」
大広間にいた人が全員というわけではないが、高嗣の他に見物客複数いた……。
「っ横尾先生に小夜さんに……陸、お前らな(汗)」
徹平や美香など、百合の友人が集結していた。
そしてその中には和真の姿もあった。
「っ……お兄ちゃんたちまで……それに、中居さんまで!?」
「こんな大人数がいたのに気づかないなんて、
どんだけふたりの世界に浸ってたんですか(笑)」
「「てか何盗撮してんだよこのチビ教師が!(怒)」」←
「二人に同時ツッコまれたー(苦笑)」
「ほら貴方……言わんこっちゃないでしょ……本当に流すつもりなの?」
「もっちろん!」
「あーう♪」
「来海、もしかしたお前に妹か弟みたいな子ができるかもしれねぇぞ(笑)」
「きゃっきゃっ♪」
「「……(固)」」
百合と太輔は固まるしかなかった。