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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第16章 ♡Story63♡ 思い出した約束、そして…


和真くんの言ってた、約束って……




「僕、強くなったら百合ちゃんを迎えに行く!
今度は、僕が百合ちゃんを守る!」



「っ……」_コクッ



大きくうなづく百合。



『だから……だから、それまでお別れ……僕、またここに戻ってくる……
百合ちゃんのところに、戻ってくる!』



『っ……私も、ずっと待ってるよ……和真くんのこと……』



『百合ちゃん……』



『……約束、だよ?』


『うん、約束……!
僕、絶対強くなって……陸くん達に泣き虫だなんて言わせないもん!』



『和真くんなら……和真くんなら大丈夫だよ……』



『ねぇ……僕が戻ってきたら、また今みたく仲良くしてくれる?』



『っ当たり前じゃん!そんなの……当たり前だよ……』



『っじゃあ!ずっと、僕と一緒にいてくれる……?』



『うん!ずっと、一緒にいてあげる……(微笑)
約束だもん!』







「ずっと……一緒にいる約束……和真くんが、私を……」






『まるで、王子様を待つみたいだね……』



『僕が、王子様?』



『うん……』



『なら、百合ちゃんはお姫様だね。』



『……王子様は、お姫様を見つけたらお城に連れて行って幸せにするんだよ?
幸せに、してくれるの……?』



『うん!僕が、百合ちゃんを幸せにする!』







「っ……私……」
(何も知らない、で私……)






『僕……絶対百合ちゃんを迎えに行くから……』



『うん……』



『それまで……待ってて……』



『うん、待つよ……約束……。』



『約束……。』



『じゃあ、絶対迎えに来てね?
約束破ったら、針千本飲ますから!』



『絶対守るもん!指切り……これで、約束は絶対果たすもん!』



和真は小指を百合の前に差し出した。



『約束、絶対だよ……』



『当然だよ……だって、僕……百合ちゃんのこと、



















































世界で一番大好きだもんっ!』







「っぅ……」
(和真くん……)



百合はその場で涙を流した……。
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