藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第15章 ♡Story62♡ 誕生日会
そしてプレゼントなどを沢山受け取った百合は、
みんなでワイワイと話していた。
「百合ちゃん17歳の誕生日おめでとぉ!」
「ありがとうございます本郷さん(笑)」
「そう言えば、
さっきクラスの子からアクセサリーっぽいの貰ってたけどあれはなんだったの?」
「アンクレットです!私が欲しいっていうの知ってたみたいで!」
「ほうほう……」
(まさかの……まさか!?)
勇気もなんとんく意味はわかっているようだ。
そして百合は特に意味合いはわかっていないようだ。
「ふふふ(笑)」
(そう言えば、太輔からまだプレゼント貰ってないや……
もしかして、帰ってからくれるのかな?)
ちょっと気になった百合。
百合はグラスの飲み物がなくなったので、ジュースをおかわりしに来た。
するとそこへ……
「イチゴジュースにしy.「百合、」…あ、和真くん?
どうしたの?」
和真が百合の元へやって来た。
「ちょっと、外の空気吸いに中庭に行かねぇか?」
「うん、いいよ!
和真くんも、ジュースかなにか飲まない?」
「そうだな……もらうか……」
和真は百合と同じイチゴジュースを選んだ。
そしてふたりは中庭に出た。
丁度その後、太輔も飲み物を取りに来たようでふたりの後ろ姿を見かけた。
「……。」
(九条……)
「ちょちょちょっ!!」
_ビクッ!「っ北山先生、いきなり後ろから来ないでくださいよ……」
「なーにあっさりふたりっきりにさせちゃってんの!」
「っ別に……俺がここに来た時は……」
「もぉ……公認カップルになってんだから堂々としてていいんですよ!」
「きゅ、急にそんなこと言われたって……」
「ったく、そういうところはまだまだ変わってないですね……
早く百合ちゃんを連れ戻してきなさい!」
「なんで命令口調……」
「先輩のめいれーい!!」
「……。」
(なんだよそれ……汗
まぁでも、あのままふたりっきりにさせておくのは……)
太輔はグラスを置きふたりが出て行った中庭に向かった。