第15章 ♡Story６２♡　誕生日会

プレゼントの箱を開けると……



「うわぁ……ハートのチャームが付いてるんだね！」



ハートのチャームがシンプルにぶら下がっているものだった。



「お前に、似合うかなって思ったから……」



「ありがとう和真くん！」



「あぁ……あとさ、」



「どうしたの？」



「付けるとき、右か左で意味合いも変わるみたいだから……
付けるときは気をつけろよ。
無難に、左につけるといいらしいな……お守りの、
意味があるって店員から聞いた……」



「ありがとう、大事にするね！」



「っあぁ……ありがとな、百合……」











太輔side


「あれまぁ……九条くんって子、
百合ちゃんにアンクレットなんて贈ちゃってるよ(笑)
意味知って贈ってんのかなぁ……」



「先生、何か意味でもあるんっすか？」



「ネットでググれ二階堂(笑)
まぁそうだな！プレゼントで、男の恋愛心理がわかっちゃうよ～ってこと！」



「恋愛心理？」



「そっそぉ♪
まずは藤ヶ谷先生の恋愛心理から！」



「っお、俺！？」



「まずは、香水……香水は、親密になりたい……っていう意味なんです(笑)」



「お、おぉ……なんとなく、当てはまるような……」



高嗣は納得するかのように頷いた。



「まぁ誕生日をきっかけに親密になったことは確かでしょ？(笑)
んで、ネックレス！ネックレスは首輪。
【相手を繋いでおきたい】【独り占めしたい】っていう
束縛の意味が込められているんです。」



「やっぱり藤ヶ谷先生に当てはまる……」



「心理がわかりやすいですね……」



渉まで納得するかのように頷いた。



「ついでに、柊くんの恋愛心理も見てみましょう！
柊くん、百合ちゃんにブレスレットプレゼントしてたでしょ？
ブレスレットは、簡単に言えば手錠ですね(笑)
【独占】や【束縛】の意味合いが強いんですよねー。
まぁ、柊くん目線で言えば俺だけを見てくださいってことですかね(笑)

どう？当たってるでしょ～(笑)」



「「お、おぉ……」」
((当たっとるがな……))



「……(汗)」
(怖い……)←