藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第15章 ♡Story62♡ 誕生日会
「っ……(照笑)」
百合は嬉しそうに微笑み頬を染めた。
そんな中、太輔が百合の前に出てきた。
「百合、お誕生日……おめでとう(微笑)」
「っ…ありがとう、太輔……(微笑)
私、凄く嬉しい……みんな、っ……本当にありがとうございます!」
百合は深くお辞儀をした。
「17歳のお誕生日おめでとう百合(微笑)」
「ほんと、立派に成長したな(微笑)」
「百合、これは俺たち家族からのプレゼント!」
今度は裕太たち家族が前に出て大きな花束を百合に渡した。
「ありがとうお兄ちゃんお母さんお父さん!」
「陸達からも、とびっきりのプレゼントがあるんだぜ!」
「百合、こっちに来てくれ。」
陸は手招きをした。
そして美香に背中を押され、テーブルの前に立った。
テーブルに置いてあったのは…
「百合ちゃん、お誕生日おめでとう!
これは俺たちA組と唯ちゃんたちからのお祝いのケーキだよ!」
バースデーハットをかぶりすっかりお祝いモードの徹平。
メインのケーキは、ここにいる全員が食べれる大きい正方形の形で、
真ん中には百合の似顔絵が描いてあった。
端にはいちごやみかんなど、フルーツが飾られており砂糖菓子で作られた
みんなの人形も飾られていた。
「……これ、もしかして和真くん?
髪がすんごい似てる(笑)」
「うるせぇよ……まぁ、これが俺らからのプレゼントだ……あとさ、」
「ん?」
「……これ、俺からの……プレゼント……」
和真はぶっきらぼうそうにプレゼントが入っているであろう
小さい箱を百合に渡した。
「なに?」
「アンクレット……お前、欲しがってただろ?」
「っありがとう和真くん!うん、私ずっとこういうの欲しかったの!」
「なら、よかったよ……(微笑)」
和真は照れくさいのか、視線を横に移しながら小さく微笑んだ。
「ありがとう!早速開けてみるね。」
百合は早速プレゼントの箱を開けた。