藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第15章 ♡Story62♡ 誕生日会
和真side
「なぁみんな!」
「陸、どうした?」
「……?」
神城がスマホをいじりながら声をかけてきた。
「もうすぐ、百合の誕生日だろ?」
「だね!お誕生会でも開くの?」
「そんなとこ!昨日、裕太さんからLINEきて、
いっぱい人を呼んで盛大な誕生日会開くらしいんだ。」
「いいじゃねぇかそれ!でもどれくらい来るんだろうな……」
「とにかく沢山らしいです(笑)
みんなに呼びかけよろしくとのこと!他のみんなも来るだろ?」
「「もちろん!」」
百合の誕生日、か……そういや、俺とは1ヶ月違いくらいだっけな。
ちなみに和真は太輔と同じ6月25日生まれである。
「もちろん百合には秘密!みんな、絶対言うなよ?」
「わかってるわよ陸!あ、もちろん唯ちゃんたちも来てよね?」
「私たちもいいの?!」
「だってアナタ達も百合の友達でしょ?当然だよ!」
「ありがとう!やったぁ!ねぇ、プレゼント何がいいかな?!」
「色々リサーチしようぜ!」
「今年は百合の誕生日の中で一番賑やかになりそうだな……(微笑)」
プレゼント……一体何がいいんだろ……でも、
アイツにだけは負けたくねぇし……一体百合は何を渡せば
喜んでくれるだろうか……
和真は何をプレゼントするか考え始めるのだった。